福岡営業所において、統括運行管理者として運転手を兼務しながら勤務しておりますK.Aです。
令和3年の新年を迎え、新たな意気込みで仕事に取り組んでいた7日から8日にかけて、大雪による試練に見舞われました。
この日は、運行を開始する早朝には、既に福岡県内全域にわたって積雪があり、その区域は周辺の各県を含む広域に及ぶものでした。
各トラックの配送先と、そのルートの交通状況を情報収集し、配送先や荷主様との連絡調整をしながら、携行資材や積雪・凍結の運転要領を指導した後に、通行止めになっていない主要幹線を利用して、何とか出発させました。
都市高速は通行止め、更には市内の主要幹線もスリップ事故や一般車両の集中のために各地で渋滞が発生し、普段ならすぐに到着できる鳥栖エリアまで4時間もかかってしまう状況でした。
このような最中も、デジタコの運行状況を確認しながら、各運転手と車周辺の状況を情報交換し合いながら、「急ぐなよ」「車間を十分に取れ」「坂道では、エンジンブレーキを使え」などと何度も指導しながら、配送を終えて無事に帰って来てくれることを祈るばかりでした。
渋滞により中々進まない車中からは、道路沿いの民家の軒先に、子供が作ったのであろう雪だるまが何件んもあり、これを車中から写真に収めてきた運転手は、「子供の時には楽しかった雪も、今日は恨めしかったです!」と本音が漏れたりし、夜遅くまでには、各運転手がヘトヘトになりながらも無事に帰社してくれて、長かった1日を終えることができました。
コロナ禍や積雪等、何かと制約が多い中でも、我々のトラックが止まれば、 皆様の日常生活も止まってしい、商品を通常通り無事にお届けする事を肝に念じ、雪の影響が残る明くる日も、全員の無事故と安全に帰社してくれることを願って送り出しました。
都市高速の通行止め
滑り止めのタイヤチェーン
軒先に飾られただ雪だるま
渋滞で進まない市内の道路